グラフのお話の前に・・・
本日は、中2の「数学」の日。
計算強化プリント2枚 + 連立方程式の利用(初歩)
計算強化プリントは、答えがあっていても、大きく 〇 をつけません。
なぜか?
途中の計算過程をしっかり見ます。
・暗算していないか?
・ミスを防ぐ手立てを講じているか?(指導したやり方で)
・偶然、その答えがでてきたのか・・・ etc.
上記の事は絶対チェックなんですね。
本日の感想・・・ かなり良くなってきつつありますが、まだまだかな。。。
さてさて、本日のお題「グラフ・・・その盲点」についてです。
グラフは、昨年度の塾生の「実力テストの総点数の推移」を表したものです。
1回目の点数を「0」として、2回目以降は1回目の点数との差異をとったものです。
左のグラフと右のグラフでは・・・
パッと見る限り、左のグラフの6人は、1回目に比べて、ほぼ全員が総じて右肩上がり。
右のグラフの4人は、1回目に比べて、2人は総じて右肩上がりで、
他の2人は伸び悩み・・・。
に見えると思います。
確かに、右肩上がりになるに越したことはありません。が!
➀最初のテストの点数が、自分の志望校の目標点数よりはるかに下である場合、
右肩上がりであっても、最終的に目標点数に届かない場合もある。
②逆に最初のテストの点数が、自分の志望校の目標点数より上の場合もあり得る。
例えば、200点満点で180点近く最初のテストでとったとすると・・・
もうあまり点数的に伸びしろは少なく、下がる可能性が出てくる・・。
要するに①の場合、目標点数(ゴール)までたどり着くような推移になっているのかがポイントになります。ただ単に右肩上がりになっているだけでは、ダメなんです。
②の場合、伸び悩みなのか、実力(かなりの学力)を維持しているのかをしっかり見定めなければなりません。
グラフ化することで、生徒の学力を可視化し、把握することは確かに可能なんです。
しかし、上記の内容をしっかり押さえておかなければ、意味はありません。
ましてや、〇〇点UP ということだけでは、まったく意味がないことはお分かりになると思います。
いかに、入試力を生徒につけてもらうか・・・が大切になります。
ただし、入試は、入試力だけではありません。内申の評価も重要なカギになります。
それにつきましては、後日。
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