書いた字は、その人を表すといいます。
その人の性質、書いた時の感情などなど・・・。
生まれたばかりの赤ちゃんは、当然、文字すら書くことができません。
確かに、指先などの器用さ、不器用さはあるでしょうが、
多くの字を書いていくうちに、だんだんとそれなりに
きれいに書けるようになっていくはずなんです。
しかし、字を書く際、本人に、全く字を書く気がなかったり、
いやいややらされているような場合・・・、整った字になっていくはずはありません。
書いても、ほとんどがいわゆる殴り書きになってしまう。
総じて言えるのは、字が汚い生徒で、勉強ができる生徒は、私の経験上あまりいません。
勉強ができる生徒は、たいていは非常に美しいと言えないまでも、それなりの字を書くことが
多いです。
なぜ、そうなるのか・・・。
勉強ができない生徒の多くは・・・
・気持ちが入っていない・・・つまり勉強に向かう態度が整っていない。
これではいくら書いても、ただ作業をしているだけ。
字を書くことが嫌なので、例えば、数学の計算過程を省いてしまう。
書いても殴り書きになってしまう・・。
・汚い字で書くので、頭の中になかなか入っていかない。(悪循環)
・汚い字で書くと、次の段階、つまり物事を整理して、覚えたり、考えたりするところまで
たどりつけない。
数学の計算では、やたらめったら、空いている空間に汚い字で書こうとするんです。
(何が大切なのか、全く意識していません。)
勉強ができる生徒は、無意識にきれいな字で書いて勉強する基本形ができている
と私は思うのです。
勉強が苦手な生徒は、まずは気持ちを込めて、きれいな字を書く努力をすること。
その次に、物事を整理して書く習慣を身につけると良いかもしれません。
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