おそらく、あと数日すると期末試験の範囲とその概要(提出物の中身など)が発表されると思います。
試験範囲だけではなく提出課題の種類・量など、大切な情報が書き込まれています。
さて、それに対する生徒たちの対応等は・・・・・
大別すると、
➀普段から毎日コツコツと課題に取り組んでいる生徒。
②毎日とはいかないまでも、空いた時間を見つけて間に合うように課題に取り組んでいる生徒。
③試験範囲が発表されて、はじめて取りかかる生徒。
④途中であきらめてしまう生徒。
⑤全く取りかかろうとしない生徒。
「課題提出というミッションの視点」で考えれば、➀②はOKですよね。③は間に合えばOK
間に合わなければNG。④⑤は当然NGです。
「試験対策の学習という視点」で考えると・・・、どれがOKで、どれがNGなんでしょうか。
正解は・・・「いずれにもOKは出せません。」
その理由は?
課題に取り組むことが、勉強になっているかが上記➀~④(⑤は論外です)では不明だからです。
ただ単に、締め切り日に間に合うように、やみくもに課題をこなして、はい、終わり!ではNG。
これは勉強ではなく、作業!です。
これを勉強と勘違いしている生徒がたくさんいると思います。
では、勉強とは・・・
「出された課題に取り組んで、どこがわかっていないのか(弱いのか)を見つけ出し、
それをしっかり理解し、次にできるようにする。加えてどんな形の問題に対しても、
理解している事柄を駆使して、正解を導き出せるようにすることが勉強である。」
と私は考えています。
提出物を仕上げるために、急いでやったり、さーっとやってしまったりする。
答えを丸写しして終わりなんて・・・、勉強という視点で考えると、それだったら全くやらないのと
大差はありません。
学校の課題は1回やるのは当たり前です。しかし、それではまだ完全な勉強とは言えません。
1回目にできた問題でも、その出題によっては、限りなく×である場合があります。
例えば・・・
4択問題(ア~エで選ぶ問題)で、全く分からず、直感で 正解の場合・・・。
解説を見て、しっかり、あやふやな点をクリアーすればいいのですが、
正解であると、〇にして、はい終了という意識が大半の生徒に働きます。
また、記述形式で、自信がないが偶然正解だった場合・・・。
これも同じです。
だから、
1回目にできなかった問題は当然として、できた問題もできるだけ2回は解いてみる。
そこでできなければ3回目・・・。
それによって、できる限り完全に自分のものにしていかなければならない。
とすると試験の前日に課題が仕上がっているのではなく、再度見直す時間的余裕が必要となります。
最低でも数日前には仕上がっていなければならない。
試験前日には、見つけ出した弱点などを重点的にしっかりやればいいわけです。
中には、試験範囲表の内容すらまったく把握していない生徒、
前日に慌てて(徹夜or深夜まで)ひたすら「作業」をしている生徒が
いると思います。
そのような方も含めて、ぜひ、自分の、今までの取り組み方を見直し、
与えられた24時間という平等な時間の中で、どのようにしていけばいいのか、
上記のことを踏まえながら、次の試験に向けて、頑張ってほしいと思っています。
この時期、いろいろなスポーツイベントと重なりますので、早め早めの「勉強」が必要です。
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